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就職活動&新社会人にぴったりの腕時計を考察してみる(メンズ&レディース)

時間を知りたいだけなら、確かにケータイの待受け画面で充分かもしれません。ただ、社会に出たら、社会ルールに沿った行動ができるのが大人というもの。スーツにスニーカーが似合わないように、ビジネスシーンにはそれに相応しい腕時計があります。では、シュウカツ中やフレッシュマンが選ぶべきウォッチとはどんなものがベストなのでしょうか。服DB編集部の独自調査によれば、「無難がいちばん」との結論に至りました。なぜなら、実社会においては『表面的な張りぼての個性』よりも『実力に応じた個性』のほうが好印象だからです。たとえばムード抜群の高級レストランに行ってみたら、実際は大して美味しくなかったら激おこプンプン丸ですよね?少なくとも良い印象は残らないと思います。プロ野球選手だって、補欠なのにポルシェを自慢げに乗り回していたら、見ているほうが恥ずかしくなるはずです。飲食店なら真っ直ぐに「味」で勝負すべきで、野球選手ならプレーで目立つべき。そう感じてしまうのは、人間なら誰しもが持っている感情ではないでしょうか。ビジネス社会も同じです。「仕事の実力」で目立つのが一番であり、髪型やファッションは二の次と考えるのが、暗黙のルールなのです。

・・・と、ダラダラと「無難、バンザイ!」の理由を述べてきましたが、それでは実際に「無難」目指して腕時計選びをスタートしていきたいと思います。準備は良いですか?ウォッチチョイスー! レディー!ゴーー! !

ドレスタイプを選ぼう

腕時計には、大きく分けてフォーマルな「ドレスタイプ」とカジュアルな「スポーツタイプ」の2種類があるのをご存知だったでしょうか。センスと直感で選ぼうと思うと、どうしてもドレスタイプはどれも同じに見えてしまい、ミリタリー、ダイバー、マリン、レーシング、パイロット、アウトドア、アクションスポーツ等々・・・カラフルで多彩なスポーツタイプが欲しくなってしまいがちです。でも、ここは我慢の子です。陳腐なデザインとは、言い換えれば時代の洗礼を乗り越えてもなお変わらない普遍的なデザインということ。流行に流されず、飽きもこず、そして何より無難。海の向こうで古くから伝わる格言をご紹介します。この格言を何度もつぶやきましょう。「シンプル・イズ・ベスト」。

機械式か電池式かはお好みで

次にムーブメントを考えます。ムーブメントとは、時計を動かす原動力のことで、こちらも大きく分ければ、①機械式(ゼンマイ)と②電池式(クオーツやデジタル等)があります。一般的に、機械式のほうが職人による手間暇がかかっている分、高級です。電池式のように「定価500円」なんて絶対に有り得ません。また、クオーツの針はピクッピクッと動くのに対し、機械式の針はスーっと滑らかなので、マニアにはそこがたまらないそうです。しかし、数年ごとにオーバーホール(汚れを落としたり、油をさしたり)しなければならないため、元々高級な上に、定期的にお金がかかるところが難点といえます。一方、電池式は時間が恐ろしく正確で、かつリーズナブル。とくにメカニカルな愛好家でなければ電池式でまったく問題ありません。それぞれのメリット/デメリットは以下の通り。

◆◇ 機械式 ◇◆
【 メリット 】・・・ステータスがある、ロマンがある、時計好きにはたまらない
【デメリット】・・・比較的値段が高い、定期的なメンテナンスが必要
◆◇ 電池式 ◇◆
【 メリット 】・・・時間が正確、ハイテクなものが多い、リーズナブル
【デメリット】・・・機械式愛好家から格下に見られる

デジタルは玄人向け

「自分は機械式と心に決めているんだ!」という方には関係ない話ですが、電池式の時計の表示には針を使った「アナログ時計」と液晶による「デジタル時計」が存在します。精密な歯車で動くアナログ時計に比べ、電子で動くデジタル時計はハイテク化・大量生産・激安価格への道をたどり、ゆえにいつしか「子供のおもちゃ」といったイメージが社会に浸透していってしまったようです。そのため、ビジネスでは敬遠されがちとなってしまいました。もちろん、メーカー努力によってビジネスシーンにも使えるデジタルウォッチも存在します。ですが、「We Love 無難」を目指すなら、避けておいたほうが無難でしょう。

その他もろもろ注意点

腕時計の価格を決める要素は、ムーブメント、ケース素材、バンド素材、宝飾品、そして「ブランドそのものの価値」です。ムーブメントは、機構が複雑怪奇な順に高額で、『ミニッツリピーター>トゥールビヨン>クロノグラフ>機械式>クオーツ>デジタル』といった感じでしょうか。ケース素材については、『プラチナ>ゴールド>ステンレス>プラスチック』のような順番に高く、バンド素材は『金属>皮革>ゴム>プラスチック>布』という順番となるでしょう。言うまでもなく、「無難、大好き。」の我々は、プラチナやゴールド、プラスチックや布といった両極はNGです。最後の「ブランドそのものの価値」ですが、こちらはブランドの持つ歴史や世界観、ストーリーなどが複雑に影響します。やはり強いのは、スイスをはじめとするヨーロッパ勢。日本メーカーは、各社が細かくさまざまなブランドやレーベルを出しすぎて、一つひとつの世界観が弱いといわれています。ちなみにかつてはアメリカも実力メーカーがそろっていましたが、現在はフォッシルとタイメックス以外は身売りや撤退によって事実上消滅してしまいました。次の項目からは、各メーカーおよびオススメブランドをご紹介します。価格帯は1万円~15万円ぐらいを想定しています。なお、「アルマーニ」「グッチ」「アニエスベー」などといったファッションブランドも腕時計を出していますが、少しミーハーな印象を相手に持たれる恐れもあるため、あえて直球勝負よろしく時計メーカー中心としています。

【世界の大手腕時計メーカー勢力図】
欧州・・・スウォッチグループ、ロレックス、LVMH、リシュモングループ
日本・・・セイコー、シチズン、カシオ
米国・・・フォッシル、タイメックス

【各メーカーの展開・保有ブランド例】
スウォッチG・・・スウォッチ、オメガ、ティファニー、ロンジン、ブレゲ、ブランパン、CK等
ロレックス・・・ロレックス、チュードル
LVMH・・・タグホイヤー、ゼニス、ブルガリ、ルイヴィトン、ディオール等
リシュモンG・・・ジャガールクルト、IWC、A.ランゲ&ゾーネ、パネライ、ピアジェ等
セイコーG・・・グランドセイコー、クレドール、アストロン、エクセリーヌ、WIRED等
シチズン・・・エコドライブ、エクシード、プロマスター等
カシオ・・・Gショック、ベビーG、オシアナス、フィズ、SHEEN等

SEIKO(セイコー)

世界で初めてクオーツを開発し、世界の時計業界に大きな衝撃を与えた、日本初・国内最大の腕時計メーカーです。日本の誇りと考える年配者も多いのでは?と思います。セイコーなら上司ウケもバッチリでしょう。「グランドセイコー」「クレドール」といった数十万円~百万円以上の上位モデルがありますが、今回オススメしたいのは「ドルチェ(♂)」や「エクセリーヌ(♀)」「ブライツ(♂)」「ルキア(♀)」「ティセ(♀)」などのミドルライン。もっと価格を抑えたいなら、「スピリット」や「プルミエ」「アルバ」なんかも良いと思います。また、小ネタとして、逆輸入品の「セイコー5」なら機械式で1万円以内で手にすることが可能。こちらはAmazonやドンキホーテなどで買えます。
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CITIZEN(シチズン)

国内第二の時計メーカー。世界に時計ブランドは数あれど、ムーブメントを自作できる会社は少なく、シチズンは世界トップクラスの生産量です。シチズン製のムーブメントを使用しているスイスのブランドもあります。「シチズン」という名前は、中国をはじめとするアジア圏では絶大な知名度・人気を誇っているとのこと。そしてシチズンの顔といえば、太陽光発電機能「エコドライブ」でしょう。ただ、どのモデルもお高いです。10万円は超えますが、お手頃なのは「エクシード」や「アテッサ」というモデル。女の子なら、「クロスシー」や「キー」もいい感じだと思います。
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CASIO(カシオ)

元々は電卓(電子計算機)を作っている会社でした。腕時計を始めたのは、創業30年近く経った1974年のこと。世界初のオートカレンダーが付いたデジタルウォッチに業界は沸きます。その後、他の時計メーカーを横目に多機能化の道をひとり孤独に突き進み、1983年には世界最強耐震の腕時計「Gショック」を発売するに至るのです。このようにカシオはデジタルの世界を追求してきた会社ですが、じつは近年はアナログ時計にも力を入れています(アナログ時計のほうが市場が大きいから仕方ありません・・・)。代表モデルは、「オシアナス」。思春期心をくすぐるようなデザインと機能性が、某大手掲示板などの住人たちより圧倒的な支持を得ているそうです。当然、筆者も持っています。
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ORIENT(オリエント)

1901年創業という戦前から続く日本の老舗時計メーカーです。どちらかといえばツウ好みのブランドかもしれません。現在はセイコーグループに属していますが、歴史と伝統に裏付けられた技術とデザイン性には定評があり、名作「ロイヤルオリエント」と「オリエントスター」は時計愛好家たちの間でも根強い人気を保っています。「オリエントクオーツ」もリーズナブルながら美しいシンプルデザインで◎です。
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HAMILTON(ハミルトン)

アメリカの鉄道時代を支えてきた歴史あるブランドとして有名です。一方で、ハリウッドとの結びつきも深く、映画『フロッグメン』『ブルー・ハワイ』『メン・イン・ブラック』『リーサル・ウェポン4』『インディペンデンス・ディ』『ユー・ガット・メール』『007シリーズ(「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」)』など数々の名作に登場。高級時計ばかりでなくミドルプライスのラインナップも充実しているため、コストパフォーマンスの高いブランドとして知られています。
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EPOS(エポス)

1969年、SEIKOがクオーツの開発に成功すると、機械式を作っていた世界中の昔ながらの時計メーカーは壊滅的な状況に追い込まれました。これを「クオーツショック」と呼びます。エポスは1983年にスイスの機械式時計の復活を願って誕生したブランドです。往年のスイス時計の哲学・技術・デザイン・品質を継承しながらも、リーズナブル価格を実現。今日ではビギナーから時計ジャーナリストや業界関係者などの専門家に至るまで、非常に幅広い層に支持されています。
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Louis Erard(ルイ・エラール)

「高品質でありながら手の届く価格」というモットーを掲げている、80年以上の歴史を持つ老舗。独自のムーブメントは数々の特許を保有しており、ほかの多くの時計メーカーにも使われています。安定した技術力と開発力がルイ・エラールの魅力ですが、今回のような就職活動&新社会人にとっては奇を手らわないシンプルに美しいデザインが大きなポイントとなるはずです。
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NOMOS(ノモス)

正式名称は、「NOMOS Glashutte(ノモス・グラスヒュッテ)」。1992年創立と若いブランドですが、自社開発の機械式ムーブメントの品質・技術は非常に評価が高いものがあります。また、ドイツのデザインは無骨なデザインが多い中、バウハウス調のスタイリッシュなシンプルデザインを提案し、異色の存在感を示しています。その実力の高さは数々のデザイン賞に輝いているほど。女性ファンが多いことも特徴の一つみたいです。
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SKAGEN(スカーゲン)

余計なものをそぎ落とし、シンプルな機能美を追求する考え方「ミニマル」。そのミニマル・デザインを得意とする北欧で生まれた時計ブランドです。スカーゲンの哲学は、ずばりそのまま「デザインの美しさと品質の高さは必ずしも高価である必要はない」というもの。ムダのない洗練されたデザインは、完全に万人向けです。
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SWISS MILITARY HANOWA(スイスミリタリー ハノワ)

1990年にスタートしたスイスの時計ブランドです。徹底的に実用性にこだわり、無駄なデコレーションを省いたシンプルデザインが特徴的。価格帯も1万円~2万円前後。ただ、「ミリタリー」と聞けば、んん?スポーツウォッチでは?と感じられるかもしれません。しかし、じつは腕時計の起源は軍用時計なのです。それまでは懐中時計が一般的でした。ちなみに世界初の実用腕時計はカルティエの「サントス」(1904年完成)というモデルです。なのでミリタリーウォッチは腕時計のクラシックスタイルと言って過言ではないのですね。
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補足

一般の人が「おお!」となる三大ブランド・・・ロレックスオメガロンジン
高級クラブでモテモテになる三大ブランド・・・ピアジェカルティエブルガリ
真の上流階級ブランド・・・オーデマピゲパティックフリップヴァシュロンコンスタンタン
若手エリートが好む爽やかブランド・・・IWCタグホイヤーグッチアルマーニ
女子大生に人気のブランド・・・シャネルフォリフォリDiorマークバイマークジェイコブス
ヒルズ族系などミーハーが選びがちなブランド・・・フランクミュラーガガミラノパネライ
安定のファッションブランド・・・CKポールスミスDKNYアニエスベーオロビアンコニクソン

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