スタイル説明/バイカーズ
戦後、アメリカの若い帰還兵は、暇になった時間に、戦闘機の代わりにバイクの機械いじりをするようになった。彼らの中には暴走族化する者も現れ、ハーレー・ダヴィッドソンで荒野を疾走した。「ライダースジャケット」と称される革ジャンの下には軍隊支給の下着であるTシャツを直接着て、同じく軍の必須アイテムになっていたジーンズとエンジニア・ブーツでキメるのがクールとされた。それはミリタリー・ファッションがカジュアル化する先駆けでもあった。このスタイルは、後に同じく若者文化のロックン・ロールと融合していく。