メンズファッションの歴史年表／大戦前～40年代
【世界大戦前】
産業革命によって、新興富裕層が生まれ、一般人も豊かになってきたが、基本的に「おしゃれ」とは貴族階級たちの特権だった。煌びやかな宮殿衣装やパーティードレスは、現在のストリートでお目にかかることは少ないため、ここでは割愛する。
【世界大戦～戦後】
■ジャズ･スーツ[1919-23]＜シカゴ・ニューヨーク＞
ジャズエイジの時代に黒人のジャズメンの間で流行したスタイル
■イングリッシュ・ドレープ[1928-50]＜ロンドン＞
ブリテイｌッシュ・スタイル・スーツの原型。英国トラディショナルの源流
■オックスフォード・バッグス・スタイル[1924-27]＜ロンドン＞
戦前にアイビーリーグで流行したスタイル
■ロングターン・ダブルブレステッド[1939-42]＜ロンドン＞
ダブルスーツのイングリッシュ･ドレープスタイル
■ズート・スターズ（ズーティーズ）[1939-41]＜アメリカ＞
南カリフォルニア発祥。メキシコ人と黒人のR&Bスタイル。マルコムＸで有名
■ザズー[1930後-40中]＜パリ＞
スウィングジャズ狂のこと。アメリカで誕生し、パリで流行した
■アプレゲール[1920年頃（第一次大戦後）]＜パリ＞
フランス語で「戦後派」。日本では大正デモクラシー時に輸入されたが、本格化したのは第二次大戦後
【1945-50年】
■ボールド[1948-51]＜アメリカ＞
戦後にアメリカで流行。ギャング・スタイルに近い
■アプレ族[1940年代後半-52]＜日本＞
日本ではボールドやアロハシャツなどアメリカ文化を取り入れた
■ミリタリー[1939]＜アメリカ、日本＞
日本の若者がアメリカ軍の古着を米軍基地やアメ横などで購入した
■ウエスタン[1940後]＜アメリカ西部＞
カウボーイスタイル。インディアンスタイルも含む
■バイカーズ[1947-50's]＜アメリカ＞
戦後の米軍帰還兵が暴走族化し誕生。その後、ロックンロールと結びつく
■ヘルズ･エンジェル[1940後-60's]＜アメリカ＞
米国で3人が結成。その後世界へ。チェ・ゲバラを崇拝し、ベトナム戦争反対を支持