スタイル説明/プレッピー
プレッピーは、ルールやお約束でガチガチのアイビー・スタイルをオシャレに着くずしたスタイル。アメリカの名門大学「アイビー・リーグ」を目指す名門お坊ちゃん私立高校「プレパラトリー・スクール(Preparatory School)」の生徒たちからはじまった。トラッドなアイテムに、アウトドア・アイテムなどを取り入れているのが特徴。保守的なカジュアルということもあり、ハイスクール・スタイルながら、アイビー・リーグの大学生から30代・40代の大人にも広まった。
なお、1970年代末期~80年代初頭に登場したプレッピー・スタイルは、1994年頃にリバイバルする(当時は世界的に不景気で、不景気な時代は保守的なファッションが流行する傾向がある)。ヴェルサーチやアナ・スイ、グッチ、キャサリン・ハムネット、カルバン・クラインなどがコレクションを発表し、「少し大人のプレッピー・スタイル」=「ネオ・プレッピー・スタイル」として登場した。日本では、1995年頃から安室奈美恵などが着ていた(バーバリーチェックのミニスカートなど)。なお、メンズでは、欧米のおたく「ナード(別名:スクール・ボーイ・スタイル)」のファッションとしての位置づけだったが、ドリス・ヴァン・ノッテンなどのコレクションで取り上げられるようになり、一気にモード界から火が付いた。
【代表的なブランド例】
◎ブルックスブラザーズ
◎Jプレス
◎L.L.Bean
◎バーバリー
◎クラークス
◎ラコステ
【代表的なアイテム例】
◇J・プレスのチノパン
◇トレーナーの上にブレザー
◇マウンテンパーカーやダウンジャケット
◇トレンチコート
◇ピーコート
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